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2013年7月14日日曜日

奈良市長選立候補予定の方の公開質問状回答結果報告

先日、奈良市長選立候補予定の方へ公開質問状を送りました。
現在、4名の方から回答をいただいています。
先に報告します。
ほか、3名は回答が届き次第、報告します。

質問項目は、7月2日のブログをご参照ください。


【公開質問状】

 

回答者 天野秀治氏
 
~あなたの政治姿勢についてお伺いします~

設問1.
回答 ②いいえ
環境被害が大きいにもかかわらず最終処分する方法が無い燃料を使い続けることは理解できません。しかし、電気料金の社会的影響など、経済への打撃との比較衡量をすれば、時間をかけて全廃する方法にも理解をすべきと考えます。

設問2.
回答 ②反対
改正権は法制度化された憲法制定権力と解すべきものなので、過半数では最高法規性が失われます。そもそも§96によって§96は改正できないという解釈もあり変更すべきではありません。

設問3.
回答 ③その他
第1項は改正すべきではありません。第2項は現実と乖離しています。平和を主張するだけでは国民の生命と安全は守れません。外交努力もテロなどの非対称相手には通じません。もちろん戦争の無い世界が理想ではありますが、主権国家として持続するためにはどのような形が最適であるのかは、今後とも永遠の課題なのかも知れません。

設問4.
回答 ③その他
積極的に賛成できるものではありませんが、TPPは貿易協定であるため、グローバル化された経済の中では無視できません。米国の枠組みと中国の枠組みのどちらが日本にとって有益であるかを考えた時、加盟せざるを得ないと判断します。
 
設問5.
回答 ①知っている


~あなたの奈良市政へのお考えをお伺いします~

設問6.
回答 ③その他
(決して十分とは言えませんが、他市と同レベルであると判断しています。)

 設問7.
回答 ①ある

 設問8.
回答 ③その他
(適切であるかどうかを判断するだけの理論やデータを個人で持ち合わせておりません)

 設問9.
回答 ③その他
(適切であるかどうかを判断するだけの理論やデータを個人で持ち合わせておりません)

 設問10
回答 ①思う

 設問11
回答 ③その他
(積極的に続行すべきとは考えておりません)

 設問12
回答 ③その他
(北和3市を中心とした広域の検討会議を設置することにより、県全体への波及効果を考えたプロジェクトとし、誘致に熱心な京都府に対抗できる提案力をもつことが必要です。)

 設問13
回答
社会的入札および条例や制度により地域経済を持続的に発展させ、市民生活に密着した場面に必要なお金がまわるようにします。小型コミュニティバスにより買い物や病院通いを便利にします。市民による市民のための「元気な奈良」を作ります。
(詳しくは告示後に発表できるマニフェストをご覧ください)



回答者 仲川げん氏

 
~あなたの政治姿勢についてお伺いします~

 
設問1.
回答 ③その他
原子力発電につきましては、再生可能エネルギーの導入の促進並びに省エネルギーの取り組み強化などの施策を進め、可能な限り原子力発電に頼らない社会を目指していくべきだと考えています。

 設問2.
回答 ②反対
国の方向性をしっかりと指し示すのが憲法の中心であり、96条の改正の議論の前に、憲法全体についての議論が必要です。国民にとって最も大切なものを国民自らが活発に議論をするということは非常に重要なことであると考えます。

 設問3.
回答 ③その他
外交的な緊張感が生まれている状況の中で、この時期に憲法を変えるべきという話に直結すべきではなく、人類の平和を望んで起草された日本国憲法の趣旨から考えると、丁寧な議論が必要であると考えます。

 設問4.
回答 ③その他
TPP加盟により市民生活や産業、特に農業に対する影響が懸念されます。今後加盟国との交渉に日本も参加することになりますが、その推移をしっかりと見極め、県とも連携しながら慎重に対応してまいります。

 設問5.
回答 ①知っている

 
~あなたの奈良市政へのお考えをお伺いします~

 設問6.
回答 ③その他
給食食材については、出来る限り地元産を含めた近隣地域から仕入れるとともに、「地方自治体の検査計画」に示された17都県の農水産物で放射能検査結果等により安全性が確認できない食材については調理前検査を、また、冷凍保存した1週間分の調理済給食を学校ごとにまとめて検査しています。今後も厚生労働省の放射能安全基準に対応しながら、その内容に変更があった場合には改めて検討します。

 設問7.
回答 ①ある
現在2校で実施している中学校給食を、今後段階的に全16校で導入し、地元産食材を使った健康でおいしい給食を提供します。地元食材の普及と若者の新規就農を促進し、学校給食で使用する米を全て市内産米に変更、さらに野菜などの食材も可能な限り地元産を優先的に導入します。

 設問8.
回答 ③その他
一般食品の基準値100ベクレル/㎏は事故後の緊急的な対応としてではなく、より一層食品の安全・安心を確保するため、長期的な観点からより厳しい基準値が新たに設定されたものですが、一律の基準ではなく、年齢や食品の摂取量等を更に精査する必要があると考えます。

 設問9.
回答 ③その他
肥料、土壌改良剤、培土中の放射性セシウムの暫定許容値は400ベクレル/㎏、飼料中の許容値は家畜の種類により40160ベクレル/㎏となっていますが、農産物や畜産物に対する影響、また、生産者に対する影響を充分に検討する必要があると考えます。

 設問10
回答 ②思わない
奈良県産の農産物にも放射性物質が含まれている事例はありますが、ごく微量であり、健康上の被害が発生するものではなく、費用対効果の面から考えると特に放射能対策は必要ないと思います。

設問11
回答 ③その他
平城宮跡の整備については、市民の方々からも様々なご意見をいただいており、国に対して工法や事業実施の経緯等についての丁寧な説明など、住民に充分配慮して事業進捗を図るよう要望しています。国においても整備方針についてパブリックコメントを実施されており、それらの意見を参考に、より良い事業の推進が図られると考えます。

 設問12
回答 ①賛成
リニア新駅の誘致は、大都市圏への利便性の向上、また、奈良市のみならず県内や京都への結節点として、定住人口・交流人口の増加に大きく寄与するものであり、奈良市の発展にとって欠かすことの出来ないものであると考えます。

 設問13
回答 
この4年間は、行財政改革や入札制度改革をはじめとする利権しがらみの排除など、主として市役所内部の改革に取り組んできました。今後の4年間は、引き続きそれらに取り組むとともに、関西随一の住宅都市として、また、国際的な観光都市として、未来世代が希望を持てる街づくりを進めて行きます。



回答者 中村あつ子氏

 ~あなたの政治姿勢についてお伺いします~

 設問1
回答 ②いいえ
原発は、ひとたび事故が起きればそれを抑える手段は存在せず、被害は空間的、時間的に広がり、地域社会の存続を危うくします。このことは、原発と人類は共存できないことを示しています。国内のどの原発も再稼動できる条件はありません。「即時原発ゼロ」を決断し、廃炉のプロセスに入ることが最も現実的な道です。

 設問2.
回答 ②反対
憲法は、恒久平和という国際平和にとっても、国民主権、民主主義、基本的人権の諸原則という点でも、世界に誇れる先駆的な憲法です。わたしはこの憲法を市政と暮らしに活かします。「96条の改正」の論議は、憲法改正の発議要件を緩和し、一般の法律並みにし、時の権力が都合のよいように憲法を変え、立憲主義を根底から壊そうとするものです。

 設問3.
回答 ②反対
「憲法9条」は侵略戦争の反省を踏まえ、二度と繰り返さないとう国際誓約です。日本を「再び戦争する国にさせない」「若者を戦場に送らない」ためにも改憲勢力に真正面から立ち向かいます。

 設問4.
回答 ②反対
アメリカの顔色をうかがい、「国のかたち」を変えてしまうTPPへの参加は「亡国の政治」以外の何ものでもありません。市内の農業への影響はもちろん、市民生活すべての商品・サービスに影響が及びます。医療・福祉分野でも、混合診療の導入や、公的保健で使える薬価の高騰がすすみ、国民皆保険の根幹が壊され、命と暮らしが脅かされます。

 設問5.
回答 ①知っている
自治体が独自に制定する公契約条例や中小企業振興条例などもISD条項で訴えの対象にされる可能性があり、地域経済の活性化という面からみても、TPP参加には反対していきたいと思います。

~あなたの奈良市政へのお考えをお伺いします~

 設問6.
回答 ①十分である
お子さんをあずけている母親のみなさんの心配は、よくわかります。引き続き、みなさんの声をしっかり受け止めて、検査体制が十分かどうか検討を重ねていく必要があると考えています。

 設問7.
回答 ①ある
給食調理員の充実、栄養職員の全校配置、学校給食会計のための事務職員の増員などを行い、各校の独自の献立にすることで、地産地消を推進します。

 設問8.
回答 ②思わない
食品に含まれる放射性物質がいくらであれば、絶対に安全だと言えるような基準はないと考えます。できる限りゼロにすべきです。実際に、奈良県産のお茶に基準値とされる100ベクレルに満たない放射性物質が検出されましたが、風評被害が広がりました。

 設問9.
回答 ②思わない
設問8と同様に、土に含まれる放射性物質も、何ベクレル以下なら絶対安全だとは言えないと考えます。

 設問10
回答 ①思う
福島原発事故後に、県内でも農作物に放射能が検出されました。このような事態に対応するためにも、農作物にかかわる検査体制を強化して、安心、安全のシステムの構築が必要だと思います。とりわけ子どもたちが食する学校や幼稚園・保育園などの給食の食材の検査は、精度の高いものを実施すべきだと考えます。

 設問11
回答 ②反対
世界遺産平城宮跡は、国民・市民の共有財産です。文化庁や国土交通省、奈良文化財研究所、奈良県、奈良市は、平城宮跡の地下遺構、埋蔵文化財を保存し、後世に継承する責任があります。第一次朝堂院広場の舗装工事は、世界遺産条約とそのガイドラインにも違反しており、ただちに中止することを求めます。

 設問12
回答 ②反対
中間駅の誘致による「ストロー現象」で産業・企業がより消費地に近いところに移動していくことが懸念されます。奈良観光にとっても、ゆっくりと歴史と文化にふれ、楽しんでもらうのが特徴で、リニア駅が出来たから奈良観光が増えるとは考えられません。

 設問13
回答
私は、この間、たくさんの働く人たちの相談にのってきました。いま若者の2人に1人は非正規の労働者で、未来に希望をもてず、いまを生きることに精一杯、そういう人たちに心を寄せる政治をしたいと思っています。そして、国保や介護保険、子育て支援を強めて、人にやさしい福祉日本一の奈良市をめざします。

 

回答者 浅川清仁氏

 ~あなたの政治姿勢についてお伺いします~

 設問1~設問5
回答
質問1から質問5は、国の施策に対する質問ですので、回答は控えさせていただきます。

 
~あなたの奈良市政へのお考えをお伺いします~

 設問6.
回答 ①十分である
現在奈良市の給食では事後測定ではありますが、全食品に対して行っているとお聞きしています。測定機器に関しても制度のよいものとお聞きしています。現段階では十分と考えます。

 質問7.
回答 ①ある
子どもたちの食の安心安全と地域農業振興のためにも導入すべきです。市長が推進を決断すれば可能と考えます。

 質問8.
回答 ③その他
現状は国の基準を適用しています。この数値はチェルノブイリを基準にした数値と認識しています。その数値が適当か否かについては検討の余地があるかもしれませんし、もしそうであれば、奈良市独自の基準をもうける必要があると考えます。

 質問9.
回答 ③その他
国の基準を適用していますが、その数値が適当か否かについては検討の余地があるかもしれませんし、もしそうであれば、奈良市独自の基準をもうける必要があると考えます。

 質問10
回答 ①思う
放射能に対する安全対策は重要なことと考えます。農業従事者の方々にご理解ご協力を得る努力をさせていただきたいと考えます。

質問11
回答 ③その他
現状を見れば、やはりもう一度みなさんのお声をよくよく聞かせていただくところからやり直すべきと考えます。

 質問12
回答 ①賛成
新幹線駅のある京都・大阪などとそれ以外の地を比べれば明らか。JR奈良駅と近鉄奈良駅を一体化し、その地下に誘致し奈良の新しい玄関とするべきと考えます。

 質問13
回答なし





憲法学習会「ママが知りたい憲法の話」講演報告 №1

ママが知りたい憲法の話-中里見博氏(徳島大学総合科学部)講演の報告№1です。
続き(№2)は後日アップします。
 
2013年7月11日
中里見  博氏(徳島大学 総合科学部)
 
《はじめに》
【福島第一原発事故で被災し、転地されたこと】
今ご紹介いただいた中里見です。
福島第一原発事故の被災者で、3月11日には家族で福島市に住んでいました。第一原発からは直線で60km北西に当たります。
第一原発から遠いにもかかわらず高濃度に汚染されたということで有名になったあの飯舘村と同じ方向に位置していて、飯舘村の向こうが福島市です。
福島市の中心地 人口密集地は南東、つまり、第一原発に近いほうです。
そこのほとんどが、チェルノブイリ事故の後にできた、いわゆる「チェルノブイリ法」という法律によれば、住民に移住をする権利が生じるという、「移住の権利ゾーン」に該当するほど汚染されてしまいました。
つまり、移住する義務は生じないけれど、移住を選択すれば、移住のための費用、新しい住居などが国から提供されたり、職業をあっせんしてもらったりできるという、「請求権」としての「移住の権利」が生じるという汚染地帯になってしまいました。
しかし日本ではまだそのような権利が保障されてないので、そこに100万人を超える人々が暮らし続けているという状況になっています。
 
私たち家族はすぐに西に避難しました。
私の実家が山口県の宇部市だったものですから、一旦は宇部に避難したんですけれども、そのうち福岡に移動しました。震災後最初の一年間は、私が勤務先の福島大学をやめるという決断がつかなかったものですから…やめるという決断はしていたのですが、やめられなかったので、最初の一年目は家族は福岡で私は福島に通う、福島大学に勤めながら可能な限り福岡に行く、という生活でした。
その間、西日本に職はないかと探して、四国の徳島大学に移籍しました。ですから、二年目はもちろん家族と徳島で再統合するということも考えたんですけど、福岡であまりにも素晴らしいシュタイナー幼稚園にめぐり会えたものですから、子どもにそこを卒園させたくて、家族は福岡に住み続け、私は徳島と福岡を行ったり来たりする、ということになりました。
それで、三年目の今年、子どもが小学校にあがるにあたって、以前からの願いであったシュタイナー学校に入れたいということで、西日本随一の学校のある京田辺市に引越しました。徳島には、福岡よりいくぶん近くなりましたが、それでもJRと高速バスで三時間以上かけて週に一、二回行き来をする、という生活をしています。
3.11を契機としてなんだか落ち着かない生活が続いているんですけれども、それでも最初の二年と比べると、ずいぶん日常を取り戻せたな、という感じがしています。
今日は原発の話ではなくて、自分でも混乱してしまいそうですが、憲法改悪問題の話をさせてもらいます。
 
【民主党政権から自民党政権になって始まったこと】
とはいえ、原発の話と憲法改悪の話は密接に結びついています。最初に少しそのことについて触れます。
野田民主党政権のときは、不十分ではありましたけれど、曲がりなりにも2030年代原発ゼロ、という方針を打ち出して、改憲の動きも一応ストップしていました。
民主党は、党としては護憲勢力で固まっているわけではありませんけれども、一応改憲の動きは足踏みをしていたわけです。
それが去年の12月の総選挙の結果、自民党の中でも最も危険な、安倍晋三第二次内閣ができあがってしまいました。「国民的論議」を2012年の夏にして、2030年代原発ゼロ…最初のうちは2030年といっていたんですが、いつのまにか「2030年代」になって、それを「国民的論議」をして決めたのに、それを許しがたいことに安倍内閣はあっさりとくつがえしてしまいました。国民の意思というものをないがしろにする姿勢がありありです。
ところが、その一方で、憲法改正をするための手続きの規定を、その国会議員の発議要件を全議員の「3分の2以上」の賛成から、「2分の1以上」に変えたいと意気込んでいます。
なぜそんな変更をしたいかというと、国民が憲法について意思表示をする機会を増やすんだ、国民主権を真に実現するんだ、などと言っています。
ところが、まさにその主権者である国民の意思でもって選んだ〈2030年代原発ゼロ〉というのを簡単にほごにするわけですよ。この一貫性のなさ、というのには本当に腹が立ちます。
そして、安倍内閣は、憲法改正の歯車を一気に回転させはじめた。
 
【日本政府が原発をやる理由】
安倍内閣の原発政策維持、原発再稼働という政策と、憲法改悪とは結びついています。このことははっきり言っとかなくてはなりません。
これ以上ない馬鹿げた発電方法である原子力発電…それはバターを、わざわざ電動のこぎりで斬るようなもんだ、っていうたとえがあるのですが、つまりわざわざ原子力で電気を起こすというのはそのくらい無駄だというたとえですが、しかしこの比喩はまだ甘いですね、原発はもっと馬鹿げていると思います。経済的合理性はないし、電気はほかの発電方法で十分足りているし。
では、なぜ原発をやらなくてはならないのか。
それは、軍事的なねらいがあるからです。将来、日本が「核武装」するというオプションを捨てないで保持し続ける、という日本政府の意思が原発を維持させているわけです。
このあいだ、アーサー・ビナードさんという非常に優れた詩人の方の講演を、私は奈良まで聞きにきたんですけど、今日の主催者のかたとも偶然そのときお会いしました。
ビナードさんはいろんな興味深く、大切なことを言われたんですけど、その一つが、「原子炉を発電のための装置だと考えると、脳みそが腐りますよ」と言われたんですよ。「原子炉は、プルトニウム製造装置」なんですよ、と。
それは、核兵器をつくるためにあるんですよ、もともとそういうものとして生まれたし、「発電のために転用している」だけであって、と。
 
【憲法改悪がされたらどうなるか?】
もし、このまま、憲法が改悪されて憲法9条が、日本の平和主義がなくされて、日本が侵略用の軍隊…国防軍などといっていますが…を持ち、核武装するというということになったら、原発をやめたい、という市民の願いはほとんど不可能になると思います。
それは、核兵器保有国であるアメリカやフランスやイギリスで原発をなくす、というのがいかに難しいかということと同じくらい難しいことになる。
福島第一原発事故のあと、ドイツやイタリアがなぜ脱原発を国家政策として選択できたかといえば、それは核兵器保有国ではないからです。
それに対して、イギリスもフランスもアメリカも、ぜんぜん原発政策を転換していませんね。それは、核武装国だからです。
原発や放射能被曝問題について、私たちが頼りにしたい国連の姿勢が、なぜ頼りなく、おかしいのか。
国連の機関のWHO(国際保健機関)が日本にやってきて、福島で健康被害は生じない、ということを宣伝して回っているわけです。
やはり放射線被害を甘く見積もり、とくに内部被曝を考慮しないICRP(国際放射線防護委員会)、これは国連機関ではありませんけれども、その資金は、国連のIAEA(国際原子力機構)やWHO、そして核兵器保有国、原発推進国から出してもらっているんです。
国連機関や、それがスポンサーになった機関が、原発事故による放射線被害はほとんどないと言い続けているのは、国連を支配している5つの、安保理5大常任理事国がすべて核保有国であり、原発推進国だからです。アメリカ、イギリス、フランス、ロシア、そして中国ですね。
 
もし日本がこのまま、核兵器保有国の仲間に入ることになれば、〈脱原発〉という目標は、実現することが著しく困難になる。
核兵器という核の軍事利用と、原子力発電という核の産業利用というのは、裏表一体なんです。だから、9条改憲をし、軍事大国になろうとしている自民党政権が、原発政策維持をとるのは、必然的なんです。
福島原発事故が起きて以来の、菅さんや野田さんの民主党政権の対応には、すごく怒ったんだけれど、だけど、それに代わる受け皿がないところで民主党政権批判をやって、結局自民党に政権が行ってしまったというのは、今考えるとほんとに地団太を踏むほど残念なんですけど、民主党政権が、曲がりなりにも改憲問題について足踏みをし、そして脱原発を打ち出したというのも、これもまた両者は一体であった、両者には必然的な関係があったのだ、と思います。
 
【アーサー・ビナードさんの話から伝えたいこと】
ビナードさんのお話で、もう1つどうしてもお伝えしたいことがあります。
今、東京に行くと、ありとあらゆる公共交通機関で、東京オリンピック誘致の宣伝がされているようですね。
ビナードさんは「絶対に東京で決まりです」、と言ってました。
なぜかというと、東京でオリンピックをする、ということは、「フクシマを終わらせる」ことであり、「日本の国際的な安全宣言」だからだ、と。
日本政府は、安全宣言が喉から手が出るほど欲しいわけですが、日本政府が言っても誰も信じませんからね。
だから、国際オリンピック委員会が「東京でオリンピックをする」と言えば「原発事故は終わった」、という国際的な宣言になるのです。
でも、安全宣言を望んでいるのは、日本政府だけじゃない。ビナードさんが言っていたのは、国際的な核=原子力国家のネットワークがそのことを望んでいるんだ、と。国連の5大常任理事国すべてがそれを望んでいる。
こうした核=原子力国家連合が、オリンピック委員会を動かすことぐらい簡単なはずだ、と。
裏は取れていません、と彼は言っていました。「もし裏を取れたら、私の命はありません」と(笑)。
でも、100パーセント東京で決まってます、と彼は言ってました。
もし間違っていたら、彼の書いた本をあげます、と言ってましたね(笑)。
それは非常に説得的な話だと思いますね。
 
私たちを取り囲む状況には、そういう、非常に困難な問題があるのですが、しかし、あきらめるわけにはいきません。そういう状況に抵抗し、少しでも明るい未来を次の世代に手渡さないとなりません。それをできるのは、私たち市民の力しかないと思います。
これまで以上に市民の力を強めていくしかない。
それはこれからお話して行くように、地道な、草の根の動きを強めていくしかない、と思います。


2013年7月2日火曜日

憲法学習会 「ママが知りたい 憲法のお話」~ 憲法改正、だれのため?何のため?

奈良こどもの未来をまもる会で、憲法学習会をします!
ぜひお気軽にご参加ください!
 
「ママが知りたい 憲法のお話」~憲法改正、だれのため?何のため?
 
日時: 7月11日(木) 10:00~15:00
場所: はぐくみセンター(奈良市保健所・教育総合センター*JR奈良駅近く
     1階会議室1
講師: 中里見博先生
資料代:100円
 
午前中は講演会、午後は質問タイム&交流会の予定です(出入り自由)
 
主催:奈良こどもの未来をまもる会
 
参加人数を把握したいので、参加希望の方はご連絡ください。
当日飛び入り参加、お子様連れも大歓迎!
 
連絡先:080-5338-0339(梅谷)

奈良市長選立候補予定の方に公開質問状を送りました。

以下の質問状を本日送りました。
結果は後日公開予定です。


奈良市長選立候補予定のみなさま
 
 この度、奈良市長選挙に立候補される予定の方々に公開質問状を送らせて頂きます。 

私たちは日本社会の現状に危機感を抱いています。原発の問題のみならず、TPPの問題、憲法の改正、そして食の安全の問題の行方・・・それらをしっかりと考える必要性を感じています。

私たちは有権者として奈良市長を選ぶ際にしっかりと判断する材料が欲しいと思っています。そこで、皆さんに質問を送ることにしました。

ご多忙の中恐縮ですが、710日水曜日までに返信用封筒にてお返事いただけますでしょうか。もし事情で回答が遅れる場合はその旨お伝え頂けますか。

→・・・・****@kcn.ne.jp

なお、このアンケート結果につきましては、回答・無回答も含めて、15日には各会のブログなどにて公開する予定です。

************************************

 ☆「みどり奈良」は環境保全に関心の高い市民が集まり、市民の政治参加を呼び掛ける団体です。持続可能な地球環境が最大のテーマです。

 ☆「奈良子どもの未来をまもる会」は3.11後に母親を中心として立ち上げられた集まりです。放射能の汚染からいかに子ども達を守るのかを最大の関心事として様々な活動を続けてきました。



★奈良子どもの未来をまもる会http://naramama.blogspot.jp/

 どうぞよろしくお願いいたします。



【公開質問状】

~あなたの政治姿勢についてお伺いします~

設問1.

福島で未曽有の原発災害が起こり、今もなお汚染が続いています。活断層も多い地震大国の我が国ですが、それでも原発を再稼働すべきとお考えですか?

①はい②いいえ③その他

理由についてお書きください。

 
 
設問2.

憲法96条の改正に賛成ですか、反対ですか?

①賛成②反対③その他

理由についてお書きください。


設問3.

憲法9条の改正に賛成ですか、反対ですか?

①賛成②反対③その他

理由についてお書きください。


設問4.

TPPに加盟することに賛成ですか、反対ですか?

①賛成②反対③その他

理由についてお書きください。


設問5. 

TPPISD条項(国や地方自治体が行う規制に対し海外企業による損害賠償訴訟が行える)をご存知ですか?

①知っている②知らない③その他

 
 


~あなたの奈良市政へのお考えをお伺いします~

 

設問6.

奈良市が現在行っている学校給食の放射性物質測定の検査体制についてどのようにお考えですか?(注)

①十分である②不十分③その他


設問7.

給食における地産地消の推進に関して、具体的な提案をお持ちですか?

①ある②ない③その他

設問8.

現在流通している食品の放射性物質に関する基準値100ベクレル/kgは適切であると思われますか?

①思う②思わない③その他


設問9.

現在流通している土(肥料、土壌改良剤、培土、家畜用飼料)に関する放射性物質の基準値400ベクレル/kgは適切であると思われますか?

①思う②思わない③その他


設問10.

奈良県産の農作物が安全であるとPRするためにも放射能対策が必要であると思われますか?

①思う②思わない③その他


設問11.

平城宮跡を埋め立て・舗装する計画が進行しています。計画を続行すべきと思われますか?

①思う②思わない③その他


設問12.

リニア新駅を奈良市に誘致することに賛成ですか?

①賛成②反対③その他


設問13.

今回奈良市長に立候補されましたが、どのような市政を目指しておられますか。


(注)設問6についての私たちの思い

奈良市においては、学校給食食材の放射能対策に取り組んでいただき、私たち母親は感謝しています。

私たちは、放射能被ばくリスクの高い子どもたちの口に入るものは、「17都県の給食食材すべての事前検査(検出限界値10Bq/kg以下)」、「牛乳などの単体検査をする」、「国の食品基準値(100ベクレル/kg)に従うのではなく、市独自の安全基準を設ける」、「食材の地産地消に取り組み、出来る限り17都県以外の食材を使用する」といったことが大切であると考えています。

以上 ご協力ありがとうございました。



2012年10月2日火曜日

「奈良市学校給食についての質問書」を出しました。

2012年9月25日

奈良市役所保健給食課 御中

                                                                                                              奈良 こどもの未来をまもる会
                                                                                                                          奈良市学校給食チーム


奈良市学校給食についての質問書

日頃、子ども達のためにご尽力をいただき、心から感謝申し上げます。

さて、奈良市学校給食食材における福島原発事故由来の放射能汚染対策について、別紙の通り、質問を挙げさせていただきました。請願内容の進捗状況や、現在の測定工程についても教えていただきたく存じます。

お忙しいところを大変恐縮ですが、質問及び要望項目へのご回答を、10月3日(水)までに、奈良こどもの未来をまもる会会員・**まで、ファックスかメールにてお願い致します。

尚、先日**からお願い致しました面談についてですが、実施は来月中と伺っております。こちらの希望日を後日、お電話にて申し上げますので、ご検討いただきますようお願い致します。

●質問への回答は**までお願い致します。

 **ファックス:****-**-****(電話番号も同じ)
 メールアドレス:**********

●なお、お問い合わせは**までお願い致します。

  電話番号:****-**-****
 メールアドレス:*********

どうぞよろしくお願い致します。


● 確認事項

<検査について>

①検査工程詳細を教えてください。(A.一週間分まとめての検体のとり方 B.検体作成から検体検査までの工程〔だれが検体を準備し、だれがいつ回収し、いつ検査するのか〕 C.測定時間・検出限界値)

②学校のブロック分けを地図上で示してください。

③一日の検査工程×一週間分を教えてください。

④学校が長期の休みの間は何を検査されていますか?

<食材、献立について>

①厚生労働省が定めた放射性物質検査対象地域(17都県)の食材を使わないための献立への工夫をされていましたら、具体的に教えてください。

②パンの小麦の国産化が報道されていますが、この時期に国産の小麦粉を使うことに疑問を感じます。奈良の現状、今後の予定について教えてください。

<地産地消について>

①現時点での地産地消進捗状況について教えてください。

②現時点での土壌調査進捗状況につてい教えてください。

③奈良の水源地、木津川上流の産業廃棄物処分施設にて、放射能汚染焼却灰の焙焼処分が検討されているのをご存知でしょうか。

<その他>

①子どもたちが学校滞在中に、若狭の原発で事故が起こった時の対応策、ヨウ素剤配布方法等についてお知らせください。


● 要望事項

①17都県食材について、調理前検査実施との表記があるが、そのデータ(業者のつけたものと、こちらで検査したもの)を閲覧させてください。

これまでのデータと今後のデータを保管し、いつでも閲覧できるようにしてください。

以前、検査データを、奈良こどもの未来をまもる会の担当者へファックスするとお約束頂いていたのですが、送られてきません。これまでのものを本書回答と一緒にファックスしてください。

②使用頻度の高い食材、または、一般に汚染度が高いとされている食材は単体で検査を実施し、一食丸ごとの検査からは除外してください。

(汚染度を効果的に測るため)パン、牛乳、雑穀、米、だしの材料(いりこ、昆布)、ひじき等海藻、コンニャクなど、単体での検査を実施してください。

③弁当選択可能のお知らせについて、校長からは教育委員会からの指示を待つと言われてしまいます。

校長がすみやかに保護者にお知らせできるよう、教育委員会からの助言やサポートをお願いします。

以上